2006年5月26日 (金)

民法、とにかく決め

法律を読むの続き、Hamu 民法。

歴史的いきさつに満ちている。条文に書いてあっても、その地方の慣習がそうならそちらが優先される、というのさえある。

動産の所有権や立木の所有権のように公的登記がないものの所有権をどう正当化するか(立木には看板つければそれでよい)、土地を20年平穏に占有すると自分のものになる、とか、(勿論土地の所有権はなんであれ長い地球の歴史から見れば勝手に取得した一時的なものだが)、給与受け取りの時効は1年しかないのに弁護料の時効は2年とか、売買の危険負担は買い手とする とか、権限のない代理人でも誰が見てももっともらしい外見条件があれば契約は成立してしまう、とか、とにかく決めが必要なんでこう決めた、てな感じのものがやたら目に付く。

社会を転がすために必死にルールを決めている。頑張っているんですよ民法さんは。何もそこまでやらなくても、と思ってしまう。

しかし、人間くさい。進駐軍の押しつけに起源がある憲法は嫌になれば全面改定できても、民法全体の全面改訂はちょっと考えられない。無法状態のイラクはどうなっているのだろう、きっとフセイン時代のというよりハムラビ法典時代の法が生き残っているに違いない。

法律は味気ないものうんざりするものと思っていたが、読めばなかなか。

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